食べることが大好きな私が、それでも食生活を見直し始めた話

最初に言っておきます。 私は食べることが大好きです。 脂っこいもの、味の濃いもの、揚げ物、お好み焼き、たこ焼き、ラーメン、ハンバーガー。 外食も大好きだし、お菓子も大好きです。 ポテトチップス、スナック、グミ、チューイングキャンディー、ラムネ。 特にグミとチューイングキャンディーはバクバク食べてた。 ハリボーなら1袋ペロっと食べるし、かむかむレモンはボトルタイプを2〜3日で空にしていた。 清涼飲料水も大好きで、風呂上がりのコーラは最高だった。 そんな私が今、食生活を少しずつ見直しています。 これは「食べるのをやめた」話ではありません。 「健康になって仕事のパフォーマンスが上がった」という成功体験でもありません。 食べることが大好きな人間が、怖くなって、少しずつ変え始めた話です。 小さい頃から「食べること」が幸せだった 小さい頃から食べることが大好きだった。 母が作ってくれたご飯をお腹いっぱい食べて、お菓子も清涼飲料水も大好きだった。 家族で外食に行く機会はほとんどなかったので、外食はごちそうだった。 体を動かすよりゲームや漫画が好きだったこともあって、食べた分だけ体が横に育っていった。 そこで少年野球に入れられた。最初は大嫌いだったけれど、体を動かすうちに少しずつ動けるようになって、体重も落ちて、運動する楽しさを知った。 練習の日にはスポーツドリンクを2リットル飲んでいた。夏場はそれでも足りないことがあった。昼はお弁当にカップラーメンをプラスするような食事をしていた。 そのころ、監督に言われた言葉が今でも頭に残っている。 「今食べているものが大体10年後に体に出てくるから、いっぱい食べて頑丈な体を作れよ」 当時は「いっぱい食べろということだ」くらいにしか受け取っていなかった。 この言葉の本当の意味を理解するのは、ずっと後のことになる。 お酒を飲まないのに、肝臓の数値が悪い 私はほぼお酒が飲めない。 なのに、なぜか肝臓の数値・ガンマGTPが高かった。 最初は「少し高いですね」という程度だったのが、年々上がっていった。 肝臓は一度壊れると、元には戻りにくい。 このまま数値が上がり続けたら、いつか取り返しのつかないことになるかもしれない。そう考えたとき、初めてリアルな怖さを感じた。 「食品の裏側」との出会い 食のことを本気で学ぼうと思い始めた頃、阿部司先生の『食品の裏側』に出会った。 読んで、衝撃を受けた。 自分が毎日当たり前のように食べていたものに、どれだけの添加物が含まれているのか。そして「キャリーオーバー」という制度の存在。原材料として使われた添加物が一定条件下では表示されなくてもよいというものだ。 病気になってから「知らなかった」と言っても、体は元に戻らない。そういう状況には絶対になりたくないと思った。 監督の言葉が、ここで刺さった 「今食べているものが大体10年後に体に出てくる」 ゾッとした。 私がこれまでに食べてきたもの——グミ、ポテチ、コーラ、深夜のラーメン、コンビニ飯、スポーツドリンク2リットル——それで今の体ができている。 4つのものを抜いてみた 砂糖・植物油・小麦粉・乳製品——この4つを減らすことで、体に変化が起きるという。 江戸時代まで遡ると、生活習慣病という概念自体がほぼなかった。砂糖は高級品でほぼ手が届かなかった。植物油もなかった。小麦パンもなかった。 現代になって増えたものを、少し減らしてみようと思った。 2週間のチャレンジ——正直しんどかった 最初の2〜3日は、食べられないイライラでどうにかなりそうだった。 食べたくて、無性に欲しくなる。まるで依存症のように。 1週間が経つ頃、体に変化が出始めた。 鼻のテカテカが減ってきた 風呂の湯船に浮く油の膜が減った 頭の湿疹が小さくなってきた 特に風呂の油膜には驚いた。自分の体から出ている油が、食べているものと直結しているとリアルに感じた瞬間だった。 2週間ぶりに食べたラーメン 「こんなに味濃かったっけ?」 めちゃくちゃ塩辛く感じた。今まで美味しいと思って食べていたものが。 舌が変わっていた。自分でも気づかないうちに。 今の私のスタンス 完全に抜いているかと言えば、抜いていない。 私は食べることが大好きで、完全にやめるつもりもない。 そして、予想外の収穫があった。 昔ながらの食べ物の美味しさを知ることができた。 ちゃんとした製法で作られた醤油の風味。樽で熟成した味噌の深み。ぬか漬けの酸味。梅干しの塩気と酸っぱさ。 コップの水が溢れる前に 病気になる仕組みを、私はこんなふうにイメージしている。 コップに、少しずつ水が注がれていく。溢れた瞬間に、症状が出る。 怖いのは、溢れる直前まで何も見えないことだ。 それが嫌だから、今から少し変えている。 これは成功体験じゃないし、完璧な健康法でもありません。 食べることが大好きな人間が、怖くなって、少しずつ変え始めた話です。 「今食べているものが10年後に体に出てくる」 あの頃の監督の言葉を、今は全然違う意味で受け取っています。

2026年7月6日 · クロコ